藤花幻:壁のこちら側で七転八倒

「管理人の独り言」
金の砂の砂時計を求めて

壁のこちら側で七転八倒

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 砂時計って言うくらいだから砂でなければならない。余りに粒が大きくては大量の金が必要になり、財力がついて来ない。かといって、小さくすると加工が大変困難だったりする。
 計算してみた。
 純金の比重は水の19.32倍だから、純金1gの体積はだいたい51立方mm。まあ、粒子体にすれば隙間があるので適とーに3割増ししてみるが、それでも80立方mm。
 3分計にどれだけ必要であるかは砂時計のくびれの加工技術にも寄るだろうが、見た目と直感で最低2,000立方mmは欲しいところ。25gであるから、手持ちのインゴットで四つは作れる。
 さて、問題は砂への加工である。粒子を均一にしないといけないわけだから、正確さが必要だ。となると分ける段階で均等に分けねばならない。定規で測って、ナイフで切って、と・・・・・・・・・んな事できるかぁ !どんなに器用な奴だって、米粒に文字を書いちゃう奴だって、手作業で出来たらバケモンだ。
 なら金線にして均等に切ればおっけ~~。ふっ、我ながらなんてすばらしい発想。金線・・・・・・・・・無言。とてもインゴットからなんて作れません。はい、もはや手持ちのインゴットは無用の長物ですね。金、今高いよ~。しかも金線ならきっと地金よりずっとずっと高いよ~。
 くそぅ、だがこんなことで諦めてなるものか。安いのは無いのかとググッて見る。
 なんて事ったい。こっちも適当なものが無い。かろうじて使えそうなのがボンディングワイヤ。コンピュータのCPUなんかを繋いでるあれです。で、肝心の値段は・・・表示しておらん。太さは25μm・・・・・・・・・・またも無言。
 太さ25μmの金線をバーナーで溶かして直径500μmの球を造るとする。長さは100mmって・・・。あ、75μmの金線があった。これだと11mmでおっけー。これなら簡単だ。
 なんて思ったお馬鹿野郎はこの後豆腐の角に頭をぶつけたくなるのでありました。
 そう、1gで1,055個。25gなら25千個という無茶言うなっぷりである。忘れてたよ、砂の数を。ちなみに言うなら、400μmだと1gで2,061個、300μmだと4,884個。もう賽の河原の石を積む世界。無論それ以下だと発狂レベルなので論外。
 結論。金の砂の自作行為は自殺行為と同義語。
 ふっ、それでもやっちゃうのさ。一万個だぁ?なんて事ないぜ。たかが100×100じゃないかと自分を騙しつつ、某最大手にボンディングワイヤの価格を問い合わせてみる。
 数日後・・・

「この度は弊社製品へお問い合わせを頂き誠に有難うございます。
 大変申し訳ございませんが、弊社では個人のお客様からのご注文は承っておりません。
 折角お問い合わせを頂き誠に申し訳ございませんが、何卒宜しくお願い申し上げます。」
意訳
「うちは個人なんか相手にしてやんないよ~、一昨日おいで。」

 天を突くがごとき壁の向こうで、金の砂の砂時計はべろ出して笑っている・・・。
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